和歌山のテーマパーク「アドベンチャーワールド」様にTW AUDiO ELLA6を導入いただきました。
導入内容
テーマパークにおける移動用スピーカーの新調
導入製品
TW AUDiO ELLA6 (カーディオイド・ラインアレイスピーカー)
TW AUDiO B15 (コンパクトサブウーファー)
Powersoft T604 (パワーアンプ)
和歌山県にある動物園・遊園地・水族館が一体となったテーマパーク「アドベンチャーワールド」様にTW AUDiO ELLA6を導入いただきました。 今回の導入に至った経緯や導入後の変化について、マリンライブやイベントなどの音響を担当されている杉浦蓮弥様にQ&A形式でお話を伺いました。 |
ー 今回、移動用スピーカーの入れ替えを検討された経緯をお聞かせください。
これまで使用していたイベント用のスピーカーの使用開始から7年近く経過し、新たなスピーカーの導入を検討し始めました。機材展示会やネットで情報を収集する中で、日頃お世話になっている株式会社大阪音響通信研究所の方からELLA6についてお話を伺い、カエルワークス様にスピーカーデモを実施していただく流れとなりました。
ー スピーカーを選考されるにあたって特に考慮されたポイントはございましたでしょうか。
「可搬性」「扱いやすさ」の2点を重視しておりました。私が所属する部署では主にショーの演出機材の管理やイベントの企画、実行を担当しており、パーク内外での様々なイベントでPAを依頼されることがあります。すべての会場に常設のPAシステムがあるわけではなく、準備に関わるスタッフの年齢、性別もバラバラなので、どこにでも持ち運べて、誰でも扱えるスピーカーを求めておりました。もちろん、音響機器なので音質も重要ではありますが、取り扱いが容易な機材を選定したいという想いはありました。
ー 移動用スピーカーは主にどのような場所でご使用になられているのでしょうか。
パーク内ですと「センタードーム」という屋内イベント施設での使用がメインですが、今後使用が想定される場所として、マリンライブを実施している「ビッグオーシャン」、パンダを飼育展示している「パンダラブ」「ブリーディングセンター」などでの特別イベントやセレモニーでの使用が挙げられます。
また、パーク外で実施するイベントへ持ち運んで使用することもあります。
ー TW AUDiO ELLA6のシステムを導入いただき、実際に稼働されて感想はいかがでしょうか。
まずは可搬性の良さに驚きました。いつも機材の運搬は車両を使用するのですが、サブウーファーとハイボックスを両方載せても荷台の容量の半分以下に収まるため、他の機材や準備物をまとめて運べることで、作業の効率が上がっていることを感じます。サブウーファー用の専用台車もお付けいただいたので、現場でも不自由なく運搬できています。
ハイボックスの組み立てが容易な点も大きなポイントです。これまで使用していたスピーカーに比べ、ハイボックスが小さく扱いやすいサイズなので、男女問わずに1人でも組み立てることができます。配線作業も何ひとつ複雑なことはないので、どんな人でもすぐに取り扱うことができることにメリットを感じています。
音に関しても全く文句なしです。我々がPAを担当するイベントは講演会や企業パーティー、ダンスアトラクションやファッションショーのオーディションなど多岐に渡りますが、ELLA6はそのコンパクトさからは想像できないくらいに明瞭かつパワフルな音声を届けてくれます。個人的には高音の抜けが非常にいい点が気に入っています。弊社で使用している他のスピーカーと比較してもダントツで透明感があると感じます。また、会場の広い範囲に同じクオリティで音を届けられるところもスタッフから好評です。
また、「センタードーム」というパーク内施設は、ガラス張りの部分が多く、大きな音が反響音で明瞭度が下がってしまうという課題がありますが、ELLA6は無理に大きな音を出さずともクリアに耳に届くため、結果として反響音を抑えることもできています。
ー 様々な世代のお客様が来場されると思いますが、PAされる立場でのこだわりや特に気にされている点はございますでしょうか。
おっしゃるとおり、老若男女様々なゲストにご来園いただくため、どんな方にも優しいPAを心がけています。イルカが出演するマリンライブなどのアトラクションでも、独りよがりにならないようゲストの盛り上がる様子を常に注意深く観察しながらオペレートしています。
また、イベントPAの際は企画された方のニーズを理解し、選曲や音出しの「間」など、PAシステムのスペック以外の部分においても、イベント成功に向けたお手伝いができるようサポートを心がけています。
オペレーターの立場からでも、1人でも多くの方が笑顔になれるような瞬間をたくさん生み出せれば幸いです。